掲示板な落書き帳

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2019年に観た映画(その1) - たきやん[管理人]

2019/01/24 (Thu) 11:58:05

有言実行、観たらすぐ書く!(笑)

・カメラを止めるな!(自宅/マアマア)
事前情報を極力シャットアウトして、「ワンカットのゾンビ映画」「映画撮影クルーがゾンビに遭遇する話」「3つのシーンで構成される」「低予算だけど大ヒット」ぐらいの知識で見た。
なるほど、こういう仕掛けの映画だったのね。ワンカット中の不自然なシーンの理由が色々分かってスッキリ。
そして「3つ目のシーン」であるエンドロールを見て、更に入れ子構造だったことを知って驚いた。
カメラのフレーム外にはたくさんのスタッフがいるはずなのに、ワンカット撮影中に誰も映り込まないのは凄い。
「ゲロNG」「目薬」「キレる監督」「ポン抜け」「腰痛持ちカメラマン」などなど、ワンカットゾンビで伏線が回収されていることがあとで分かる構成も見事。
評価はマアマアにしたけど、限りなくオモロイに近いマアマアかな。

Re: 2019年に観た映画(その1) - たきやん[管理人]

2019/02/12 (Tue) 11:12:56

・プリデスティネーション(自宅/マアマア)
タイムリープもの程度の前知識で見始めたら、最初の1時間ぐらいSFっぽくない回想話で面食らった。
登場人物の顔を移さない描写や回想話から途中でその後の展開の予想がついたので、その予想を裏切る展開を期待してたら予想通りの展開で終わってしまった。
爆弾魔誕生の経緯や目的は劇中で説明されるけど、ちょっと唐突感。
爆弾被害者が引き起こす事故の描写や未来の新聞をスクラップする描写でもあれば・・・まぁくどくなるか。
サラ・スヌークの一人二役の演技力は凄かった。レディ・ガイを観た後だと余計そう感じた(笑)
タイムリープを舞台装置にした、人間ドラマに比重を置いた骨太な作品だった。

・いぬやしき(自宅/マアマア)
原作未読でアニメ版視聴済み。
木梨憲武は時々コントっぽい演技になってたけど及第点。佐藤健はさすがの存在感でサイコパスキャラを再現してて満足。
ラストはアニメ版と違っていて、一応ハッピーエンドになっててこれはこれで。
その分奥さんと息子が正体を知らないままなので、理不尽な扱いに対するカタルシスが無くなってるのは残念。
塩分が弱点という独自設定が出てきたので、とどめは海溝にでも沈めるもんだと予想してたらそんなことはなかった!
元の話の魅力ポイントをうまいことまとめて、CGスゲー!なエンタメアクションに仕上げられてて十分良作。

Re: 2019年に観た映画(その1) - たきやん[管理人]

2019/03/11 (Mon) 23:34:14

・クワイエット・プレイス(自宅/オモロイ)
「怪物が潜む屋敷に迷い込んだサバイバルホラーサスペンス」って話だと思っていたので、想像以上に家族ドラマ要素が大きくて驚いた。
こーゆージャンルの定番だと「現在襲撃進行形」でストーリー展開するだろうに、一通り乗り切った後の世界からスタートしたのも予想外で新鮮。
そんな環境に適応して生活しているのですごい静かなシーンが続くんだけど、終始緊張感があって引き込まれながら観てた。
で、静かなもんだから、突然大きな音を出して驚かせる演出が心臓に悪い悪い(^▽^;
そのまま平穏に過ごしちゃあ話が盛り上がらないので、音を立てちゃうことで主人公たちがピンチに陥るんだけど・・・
その原因がヒューマンエラーとか偶然が重なりまくって無理やりピンチ状況になっちゃう、ってのがちょっと興ざめ。
階段の釘、地下室大洪水、サイロ内転落とアクシデントてんこ盛りで途中でちょっと笑ってしまった。
出産用に防音室ぐらい用意してるかと思いきや、それまでの用意周到さとは打って変わった適当っぷり。新生児に麻酔ガスはひくわー。
そんなツッコミポイントはあるし、終盤の展開も予想通りだったけど、見せ方がうまいのか最後まで引き込まれつつ観ることができた。

・アントマン&ワスプ(自宅/オモロイ)
シリアス展開になりかけると携帯のメロディが鳴ったりして、あくまでコメディ調を崩さない作風がお気に入り。
なのでエンドロール後のインフィニティウォーに絡めたどシリアスなシーンで、きたー!って鳥肌が立った。
体の収縮を活用したアクション演出がスピーディーでテンポがよく、観ていて気持ちいい。
超技術ラボを巡る三つ巴の争いと初代ワスプのサルベージ話がちゃんと分かりやすく描かれていて、最後まで楽しむことができた。
ヴィランのゴーストの残像がたくさん現れ続けるビジュアルが新鮮で、ワスプとのお互いの能力を駆使した格闘シーンは見ごたえがあった。
アントマンはアベンジャーズ4に出演するっぽいので、いい感じにコメディリリーフしてくれることを期待しよう。

・ピーターラビット(自宅/マアマア)
原作のイメージでほのぼのファンタジーかと思いきや、ブラックジョーク満載のドタバタコメディでいい意味で裏切られた。
ところで途中まではどう考えても悪質な野菜泥棒のピーターラビットたちが被害者面して悪口雑言言いまくるのに違和感感じてたけど、
所詮はウサギ脳の戯言(ひどい)と割り切って気にしないことにして、頭空っぽにして楽しんだ。
ちなみに登場人物みんなおかしいけど、一番タチが悪いのは画家のねーちゃんな気がした(笑)
感電して吹っ飛ばされる天丼演出とか、街に戻った青年を連れ戻す道中の大冒険省略演出とか、
ミュージカル雀を襲ういわれなき暴力とか、特撮ばりのリアル爆薬シーンとか、声出して笑ったシーンは結構あった。
続編の作成が決定したそうなので、何年後になるかわかんないけどチェックしておこう。

・ウルフ・オブ・ウォールストリート(自宅/マアマア)
上映時間179分。長い! でもハイテンションなジェットコースタームービーで2時間ぐらいまではだれずに楽しめた。
会社で演説して従業員全員と盛り上がるシーンが何度も繰り返されるだけど、「アメリカだとホントにこんな会社あるかもな」と思わせるパワーがあった。
羽目の外しっぷりがリミッター外れてて、高校生男子グループが友人宅で馬鹿話してハイテンションになってる感。
ドラッグや乱交パーティーとかは抜きとして、友人たちとあんな風に馬鹿笑いしながら盛り上がれたらさぞ楽しいだろうなぁ~。
基本的にコメディだし、中盤までは無茶苦茶やりながらも成功し続ける展開なので馬鹿馬鹿しく思いながらも楽しく観れた。
終盤になるといろいろ破綻してきて連鎖的にひどい目に合うんだけど、自業自得&インガオホーなので観ていてそんなに辛くなかった。
この作品を観て、ドラッグには絶対に手を出すまいと強く心に誓った(笑)

Re: 2019年に観た映画(その1) - たきやん[管理人]

2019/03/23 (Sat) 09:46:11

・スカイスクレイパー(自宅/マアマア)
超高層ビルが舞台だけに、CG合成と分かっていても手汗ハンパない高所シーンてんこ盛り!
トムクルーズがハイテク装備でやったビル外壁張り付きムーブを、ダクトテープでこなしちゃうのは笑った(笑)
セキュリティの予備コンソールが風力発電?タービンの軸にあったり、
脱出ヘリが銃弾一発で都合良く発着場を巻き込んで大破したりと色々ご都合な展開もあるけど、逆にB級感が出てて良し。
ラストバトルの決着はステゴロ格闘を期待してたのでちょっと物足りなかったけど、あれはあれで。
脱出した奥さんが活躍するっていう展開はなかなか面白かった。よくできたアクションエンタメ作品。

・ぼくのエリ 200歳の少女(自宅/イマイチ→マアマア)
感想サイトで評価が高かったので観てみた。スウェーデン製のバンパイアもの、ぐらいの前知識で観賞。
話の展開がかなりゆっくりで、ホラー・サスペンスっていうよりボーイミーツガール系の青春ものな雰囲気。
そんな中、唐突に挿入されるホラー描写が印象的。
それにしても食料調達の手際が悪すぎて、よくそんなんで200年?過ごしてこられたもんだ。
物語は起伏が乏しいまま、いじめっ子グループが相応以上の報いを受けるクライマックスを経てハッピーエンドっぽく終わるんだけど、
いやいや少年、それはさすがに一週間ももたずに破綻するんじゃ?とモヤッと感が残った。
で、観賞後に感想サイトや解説サイトを読んだところ、ぼかしシーンの説明があって無修正シーンの動画を観てみた。
・・・なるほどねー。邦題付けた担当者はしかるべき報いを受けるといい。
というわけで観賞後にネットで調べたことをワンセットとして、この作品の評価をマアマアとしよう。

・ルーム(自宅/マアマア)
感想サイトで評価が高かったので観てみた。拉致監禁からの脱出とその後を描いたヒューマンドラマ。
5年間過ごした部屋の中が世界の全てだった少年が、初めて広い空を見た時のシーンが印象的。
拉致監禁の陰惨さを抑えて母子の心情を抒情的に、そして細やかに描いていて見応えがあった。
脱出後の父の態度や母と口論するところの描写もリアルで、こーゆー事件は助かってよかったねーな綺麗ごとで終わらない現実感を突きつけられる。
脱出後はどこに話が着地するんだろうと思いながら観てたけど、最後に部屋に赴いて家具一つ一つにお別れを言うシーンはグッときた。
子役のジェイコブ・トレンブレイが凄かったので、「ワンダー 君は太陽」も観てみよう。

Re: 2019年に観た映画(その1) - たきやん[管理人]

2019/04/14 (Sun) 16:19:59

・GODZILLA 決戦機動増殖都市(自宅/イマイチ)
どうもこのシリーズとは肌が合わないみたい。
生き残っていた遠未来の人類と美人双子キャラ、決戦兵器メカゴジラなど面白くなりそうな要素はあるものの、いまいち生かし切れてない感じ。
美人双子は話に全然絡んでこないし、メカゴジラは設定をひねりすぎちゃってただの第3新東京市になっちゃってるし、もったいない。
クライマックスの対ゴジラ戦は途中まで面白かったけど、途中から人間側の足の引っ張り合いで無理やり負けに持ってった感が強くてカタルシス不足。
3部作の2作目だからゴジラ倒しちゃダメって都合はわかるから、せめて死力を尽くしたけどダメでした、みたいな展開にしてくれてたなら許せた。
エンドロール後に「ギドラ」と言う演出は良かったけど、本編の映像そのままの繰り返し再生ってのがなぁ。
マーベル映画との絶対的なセンスの差を目の当たりにした感じ。

・ウィンチェスターハウス(自宅/イマイチ)
実際のウィンチェスター・ミステリー・ハウスは観光地化しているからどんな風に料理してくるかと思いきや、
音で脅かす系の演出が多用されるタイプの作品だったので、正直途中で疲れて嫌気がさしてきた(苦笑)
一応最初のうちは怪奇現象は主人公のドラッグ幻覚?と思わせるような見せ方だったし、屋敷の雰囲気もいかにもなゴシックホラー風味で期待したんだけど、
結局最後は亡霊がパワー型スタンド発動して物理的生命の危機感な凡百のハリウッドホラー展開になっちゃって残念。
まぁ脅かし方はVRホラーゲーム作るときのお手本な見本市状態だったので、そーゆー意味では観て良かった作品だった(笑)

・ジュラシック・ワールド 炎の王国(自宅/マアマア)
恐竜たちの島が噴火で大変になるから脱出だ!なところがクライマックスになるかと思いきやそれは序盤で、本番は屋敷に移動してからだった。
トラックでターボブースト乗船した主人公たちをスルーする悪党たちとか、
屋敷の主人に全く気付かれることなく、世界中のVIPを呼んで屋敷の地下で恐竜オークションが開かれちゃったり、
わざわざインドラプトルの檻の中に自分から入っていってやられちゃう&檻から出すきっかけを作っちゃう敵役とか、
なぜか大量に置いてあってしかも漏れ出しちゃうシアン化水素とか・・・ツッコミどころは色々あったけど、頭空っぽにしてそれなりに楽しめた。
ピンチになったときに画面外から大型恐竜がガブッと登場するんだろうなー、とか、ここで恐竜が見得を切って吠えるんだろうなー、とか、
そんな恐竜演出(どんなんだ)が様式美と化してきててニヤッとしてしまう(笑)
恐竜の扱いがすっかり普通のモンスター化してきたので、今シリーズの行く末を見守っていこう。

Re: 2019年に観た映画(その1) - たきやん[管理人]

2019/04/22 (Mon) 19:04:29

・僕のヒーローアカデミア 2人の英雄(自宅/マアマア)
舞台や共演キャラが劇場版オリジナルだったので基本的には番外編エピソードなんだけど、実はオール・フォー・ワンも絡んでたり、
本編では出てこない若き日のオールマイトの活躍も見れたりして、劇場版オリジナルストーリーにありがちな違和感はあまり感じられなかった。
雄英メンバーはちょっと無理やり連れてきた感があるけど、全員出したらキャラ数が多すぎるし見せ場も作んないといけないしでそこは目をつぶろう。
ストーリーはまぁ普通・・・いや、雄英メンバーを活躍させるためにご都合展開盛りだくさんだったけど、それを補って余りあるアクション演出のキレ!
作画と動画の力を存分に発揮したアクション、バトルシーンは素晴らしかった!
オールマイトとデクが敵の攻撃をヌルヌル避けながら高速移動するシーンや、とどめの二人同時スマッシュシーンの溜めて放つカタルシス感!
アクションシーンの出来が良かっただけに、シナリオの荒さがもったいない作品だった。
ところでボスヴィランの使う技の、コンクリート状の塊がズモモモっと伸びて攻撃する絵面に既視感があると思ったら、ハガレンだコレ!

・忍びの国(自宅/マアマア)
ジャンル的にはコメディ風味の時代劇アクションで、嵐の大野君主演のアイドル映画的要素も入ってる感じ。
時々コメディっぽい演出が入るけど、基本的にはシビアな戦乱の死生観の中で話が進むため、シリアスなシーンとコメディ演出の温度差がチグハグでなんとも落ち着かない。
ドラマパートはいまいちだったけど、アクションシーンは素晴らしかった。
クイックシルバーばりの高速主観映像でダンスっぽく攻撃を避けるシーンや、マンガ忍術満載な合戦風景をワンカット撮影風に見せるシーン、
鈴木亮平との近接高速殺陣シーンなどなど、思わず身を乗り出して見入ってしまうシーンがたくさんあった。
それだけに鈴木亮平との決闘シーン以降の蛇足感半端ないとってつけたような悲劇展開は残念だった。
原作があんな風ってことなら仕方ないけど、それにしたって現代の映像オーバーラップ演出は興ざめもいいところでしたよ・・・
まぁでもいいアクションシーンが見れたのでプラマイでOKってことで!

Re: 2019年に観た映画(その1) - たきやん[管理人]

2019/05/04 (Sat) 00:11:06

・未来のミライ(自宅/マアマア)
ジャケットを見て「高校生の女の子のところに未来から子供がやってくる話」だと思いこんでたけど、全然逆だった。
なので観始めてしばらくの間、主人公がなかなか大きくならないなー、過去編長いなーって思ってた(笑)
こんなレベルの予備知識だったので、ストーリーについても事前情報はなくて、
なんか悩みを抱えた主人公のところに未来から子孫的なキャラがやって来て、ドタバタした後なんかいい話にまとまる的なストーリーを予想してた。
・・・まぁ概ねその通りの話だったんだけど、あたかも幼い主人公の現実と空想が入り混じった世界観を一緒に体験しているような、不思議エピソードのオムニバス的な話だった。
話の展開上仕方ないとはいえ、母親の主人公と夫に対する態度に問題があり、イラッとさせられる。
そこは主人公も同じで、4歳という年齢設定にしてもちょっとやり過ぎなわがまま描写の連続で、最後まで感情移入できなかった。
あと主人公の声がどうしても「無理に幼い男の子声で喋る女性」にしか聞こえなくて、作品世界に没頭できなかった。
とまあそんなマイナス点を差し引いても、おっと思える印象的なシーンはたくさんあって、観終ったあと家族を大切にしないとなー、って温かい気持ちになった作品だった。

・ミッション:インポッシブル フォールアウト(自宅/マアマア)
安心安定の面白さなんだけどちょっと物足りない。
仕込みによるピンチからの逆転劇や体を張ったアクション、騙し騙されなストーリー展開などなど、どれも一定水準には達している。
それだけにご都合展開(エレベーターにぶら下がったときに見逃される/ヘリの荷物をぶつけそこなうなど)が悪目立ちしちゃって、緊迫感が削がれる。
敵組織のボス(?)の正体も「ああ、やっぱりね」と意外性もなくて、ラストバトルは定番の「不安定な足場で殴り合い」とこれまた予想通り。
(それにしてもヘリが墜落したのに元気すぎる・・・!)
でもまあ、そんなツッコミどころは多々ありながらもエンタメなサービス精神に溢れていて、最後まで楽しむことができた。
トム・クルーズが全力疾走できる間はシリーズを続けていってほしいと思う(笑)

・銀魂2 掟は破るためにこそある(自宅/マアマア)
よろず屋止め絵をバックに声だけで掛け合い漫才するとこを筆頭に、マンガっていうよりアニメの実写化って感じ。
ギャグの間のとり方も上手くて、将軍が不幸な目に遭う天丼ネタはオチを知ってても笑ってしまった。
トッシーが神楽の写真を撮るときに千年に一度のポーズして!とか言ってるとことか、猫バスのドアが開く音の再現度とか、
佐藤二朗のアドリブに菅田将暉が笑いそうになってるとことか、メタなネタのところが色々ツボだった。
今回は真撰組の内乱がベースなので銀八たちの影が若干薄めだけど、今後も続けていくシリーズの第2作としてみるならアリなバランス。
今作ぐらいのスケールでいいので、面白さをキープしながらシリーズを作っていってほしいな。

・ヴァレリアン 千の惑星の救世主(自宅/マアマア)
興行的に失敗したと聞いてたので期待度低めに観てみたら、話は分かりやすいしVFXも気合入ってるしで結構面白かった。
パワードスーツで壁を次々と突き破りながら直進する、ワンカット撮影風シーンが特に好き。
今作がヒットしなかった理由は色々あると思うけど、ヴァレリアンの主人公としての魅力が薄いのも原因の一つかも。
ともするとヴァレリアンが行方不明になってからの、ヒロインのローレリーヌの方が個性出してた感じ。
ガーディアン・オブ・ギャラクシーみたいにスペースオペラでも成功できる例があるから、キャラを魅力に描いてればワンチャンあったかも。
それだけにいい仲間キャラになりそうなバブルをあっけなく退場させちゃったのは、あまりにももったいなさ過ぎた。
ヴァレリアンの続編は絶望的なので、ローレリーヌが主人公のスピンオフって形でいいので続編を作ってくれたらなぁ。

・ノロイ(自宅/マアマア)
ボクの大好きなコワすぎシリーズ、貞子VS伽椰子の白石監督の作品。
ずっと観たくて探してて、ようやく取り扱ってるレンタル店を見つけて観ることができた。
劇中に芸人やタレントたちが実名で登場するバラエティ番組や実話怪談トークショーが出てくるんだけど、再現度が高い。
霊体ミミズにカグタバ、強烈なキャラの霊能力者や「言い方ァ!」おばさんなどなど、魅力的な要素が満載!
そして怪異を追っていた作家が失踪して、最後には郵送されてきたカメラに事の顛末が映っているというファウンドフッテージ展開。
8ミリとかVHSの荒い画像がまたいい雰囲気出してるんだよね。
デジタル録画のくっきりはっきり画質だと、よほどセットにお金かけないとあの雰囲気は出せないだろう。
車で逃げる時にわざわざ車内灯を点ける&カメラを後部座席に向けて撮りっぱなしにする(そして案の定後部座席で怪異が起こる)とか、
わりと大変な状況なのにカメラで被写体を撮り続けてるとことか、POVあるあるなツッコミどころもご愛嬌。
というわけで、実によくできたモキュメンタリーで楽しめました。
オカルトとカルトも探して観ないと。
ところで劇中に出てきたダムって、コワすぎ劇場版のダムと同じところかなあ?

Re: 2019年に観た映画(その1) - たきやん[管理人]

2019/05/12 (Sun) 22:43:04

・ペンギン・ハイウェイ(自宅/マアマア)
なんと形容していいのか・・・理屈で考えちゃいけないと言えばいいのか、とにかく感想の書きにくい作品だなぁ(^▽^;
誰かにストーリーの説明を求められても上手く説明できる自信がない・・・
おねショタで日常系SFで青春ものでお姉さんが色っぽくてポップでライトで不条理であとお姉さんが色っぽい、とまぁ要素を書きだしてみるとそんな話。
作品全編を通してふんわりポップなイメージなんだけど、ガキ大将が破った地図に小便をかける描写だけやたらリアルに描かれてて、なんかそこだけ不潔な印象が残ってる・・・
クライマックスのペンギンの群れ大爆走シーンや、海をサーって切り開いてゆくシーンなど、動画ならではの魅力を感じることができた。
あとで調べたら原作は「四畳半神話大系」や「夜は短し歩けよ乙女」の人だった。
なんか合点がいった(笑)

・ヴェノム(自宅/マアマア)
コミック版のヴェノムは読んだことなくて、サム・ライミ版のスパイダーマン3の知識しかなかった。
なので、今作の人助けもするようなキャラに違和感があったけど、どうやら今作の方が原作に近いキャラのようで。
あれか、サム・ライミ版はX-MENに出てきたデッドプールみたいなものか(^▽^;
中盤までの主人公が寄生されるまでが結構長くて、落ちぶれ描写を延々見せられ続けて正直だるかった。
なので寄生されて自宅が襲撃されたあたりからやっと面白くなった。
交差点でバイクを半ば転倒させつつ、ウゾウゾとスライム状の触椀出して地面を滑りながらカーブする描写はなかなか良かった。
シンビオートは武装した人間程度じゃ相手にならないので、他のヒーローやヴィランが出てこない世界観だと扱い辛そう。
次回作はカーネイジが出てくるっぽいけど、シンビオート同士のバトルで今作との差別化をどうするのか、楽しみに待つとしよう。

・若おかみは小学生!(自宅/オモロイ)
青い鳥文庫が原作で、小学生の女の子が旅館の若女将になるっていう子供向けな設定の話だと甘く見てたら予想外の良作だった。
旅館に泊まる客たちがそれぞれ抱えている問題を、旅館ならではのおもてなしによって解決してゆくエピソードを描きつつ、
主人公が両親の死を乗り越えて成長してゆく姿を丁寧に描いている。
幽霊の二人や鈴鬼のような超常の存在とのドタバタ劇や、ライバル的級友との友情物語も交えることで話にも幅ができ、最後まで中だるみすることなく楽しむことができた。
泊り客最後のエピソードはお涙展開丸見えなのに・・・丸見えだったのに涙腺が決壊しそうになってぐやぢい・・・(石上風)
いやー、最近観た作品の評価が「マアマア」ばっかだったから感性が鈍っちゃったかと思ったから良かった良かった(笑)

Re: 2019年に観た映画(その1) - たきやん[管理人]

2019/05/16 (Thu) 15:36:11

・ウルフ・オブ・ウォー ネイビー・シールズ傭兵部隊 vs PLA特殊部隊(自宅/マアマア)
評価の高い「戦狼 ウルフ・オブ・ウォー」を観る前に、前作を鑑賞。
ちなみに続編の「戦狼 ウルフ・オブ・ウォー」は原題には「2」が付いてるのに邦題にはないので、正直ややこしい(笑)

あまり戦争モノ?は観ないので、時々中国軍最高!的なプロパガンダ臭い演出が入ってちょっと引くものの、バトルシーンはケレン味やエンタメ精神が溢れてて結構面白かった。
特に序盤、敵のボスが連行されそうになったところに私兵部隊が襲撃するシーンで、銃弾が飛び交い爆発しまくる中でボスが何食わぬ顔して葉巻を吸うハッタリ具合にシビれた。

中盤、敵部隊の強さを分かりやすくするためにわりと雑めに中国兵部隊がやられまくるところでちょっと中だるみしたけど、終盤の主人公VS敵部隊でまた盛り返す。

ところで主人公、防弾チョッキ着てないっぽいのに胸や腹を撃たれても元気に走り回ってるし、
「ブービートラップのワイヤーに引っかかりまくっても、急いで走り抜ければ大丈夫」とか「地雷を踏んでもすごい速さで飛び退けばOK」とか、ちょいちょい雑!(^▽^;

・・・などなどツッコミどころは色々あるけど、続編を観るのが楽しみな良作だった。


・ある優しき殺人者の記録(自宅/マアマア)
超自然的要素は無いもんだと思ってたら、そんなことはなかった。
というかコワすぎと世界観一緒だったのね。
そーいやコワすぎ最終章だったかで、田代カメラマンが韓国で大変な目にあったとか何とか言ってたのはこれだったのか!

全編ワンカット撮影してるのは知ってたけど、実際観てみるとやっぱり迫力がすごい。
ただワンカット撮影だからこその「どんなシチュエーションでも律儀に被写体にカメラを向けておかないといけない」関係で、
「わざわざその向きにカメラ置く?w」的シーンが何度もあって、その時の田代カメラマンの受難っぷりと相まってニヤニヤが止まらなかった(笑)

ツッコミどころと言えば日本人観光客二人組の奇行!
連続大量殺人犯よりもイカれた言動が大変面白かった(笑)

クライマックスで殺人犯がマンションの屋上に上がったので飛び降りPOVオチかと思ったら、突然の白石節展開!
「全員生き返る」の回答がそう来るとは予想してなかったのでテンションが上がった。
正直中盤から終盤にかけてのドタバタ展開に飽き始めてたので、キレのいい展開で最後に盛り返した感。
万人にはおススメできないし粗もあるけどけっこー面白かった。

ところで作中で「モルゲッソヨ(分からない)」というセリフが出てくるたびに、例の像が脳裏に浮かんで仕方なかった(^▽^;


・シュガー・ラッシュ:オンライン(自宅/オモロイ)
CGだからできて当然ではあるんだけど、それでもカーチェイスシーンの超絶スタントの数々は圧巻!
同じようなことを実写でやったベイビー・ドライバーがどれだけ凄かったかよく分かった(笑)

・・・あのスタントって実写だよね?(^▽^;
これ見た後だと自信がなくなる・・・
https://wired.jp/2016/09/19/magic-machine-tricks/

おっと、話が逸れた。

インターネット要素の視覚化、擬人化がコミカルなんだけど割とリアルに描かれてる。
ポップアップ広告とブロッカーのところとか、キーワードを連呼する検索おじさんとか、リツイートが広がるところとか・・・
そんなネットあるあるなネタにニヤニヤしながら観てた。

色んなゲームキャラや実在のネットサービスが次々現れるので、隠しキャラ探し気分で楽しかった。
(スタン・リーもちゃんと出てくる)
でも映像特典の隠しキャラ紹介はガチ過ぎて分からんと思った(笑)

楽しかったといえば、予告でも使われてたディズニープリンセスの楽屋シーン!
何度観てもシンデレラがガラスの靴をパリーンってやるとこで笑ってしまう(笑)
メリダだけスタジオが違うとか、「監禁されたことは?」「警察呼ぼうか?」の掛け合いとか、カジュアルなシャツに着替えた白雪姫の毒りんごマークとか・・・
さすが本家がやるだけあってシュレックの何倍も破壊力があった(笑)

落下するラルフをそれぞれの得意技を駆使して助けるシーンも小ネタギャグを挟みつつ見ごたえがあって、プリンセスたちのシーンだけで満足度UP。
そーいやCVが全員オリジナルの人を使ってるっぽい。
さすがのこだわり!(&潤沢な予算w)

プリキュアオールスターズやレジェンドライダーで残念な気持ちを味わってる身としては、それだけで評価も上がるってもんさぁ。

・・・あれ? 本編の話全然してないぞw

出会い系サイトの広告やRMT、誹謗中傷コメントにウイルス拡散など、かなりマイルド風味ながらもネットの暗部にも踏み込んで描いてて驚いた。
(そういやあのウイルスって駆除されずに残ってるよね・・・)

アクションシーンやパロディシーンに目を奪われがちだけど、ストーリーのソツの無さも見事。
前作で築いた友情ストーリーを更に昇華して、「大事な友達だから」と相手を束縛せず、お互いの夢や理想を共有、尊重しながらそれぞれ自立していく姿を描いていて、見ごたえのある作品だった。

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